一木花漣のレッツゴー!釣ーリング(前編) - OTONA GARAGE

一木花漣のレッツゴー!釣ーリング(前編)

写真/逢坂 聡 文/高梨達徳 撮影協力/高萩ふれあいの里フィッシングエリア

釣り+ツーリング+キャンプ=釣ーリングキャンプ!

短かった春も過ぎ、バイクで出かけるには最高に気持ちのいいシーズンがやってきました。これまでよりもライトな装いで、いつもより少し遠くの目的地まで走りたくなる新緑なタイミングは、フィールドでアクティブに遊んでキャンプを過ごしたくなる気候でもあります。それならば、余すことなく全部楽しんでしまおうと、「ホンダ DAX125」を持ち込んで、バイクに乗れる釣りガール「木花漣さん」と一緒に釣ーリングキャンプへと出掛けてきました。

今回、釣りとツーリングにデイキャンプまで楽しんでしまうのは、釣り番組やイベントなどで活躍中の第11代目・アングラーズアイドル、一木花漣さん。自身のYouTubeチャンネル「一木花漣のフルフッキングTV」でも、パワフルで楽しい釣りを配信しています。そんな一木さんは、バイクショップのスタッフとして整備を担当していたこともある乗り物好きなんです。

今回訪れたのは、茨城県高萩市にある「高萩ふれあいの里フィッシングエリア」。常磐道の高萩インターチェンジからバイクで25分ほど。濃い緑が生い茂るワインディングを登った先にあります。

ツーリングの相棒に選んだのは、足つきが良く取り回しやすい「ホンダ DAX125。目的地までの道中にあるちょっとした細道や林道を探索するにはもってこいな1台です。足つきがいいので、ときたま現れる悪路も軽々と走り抜けることができます。

一木さん自身は、あまりキャンプ経験が豊富ではないとのことで、今回はライトなデイキャンプを想定したギアをバックパックに1つ詰め込んだスタイル。この中になんと釣り用品(タックル)までパッキングされています。

大きな荷物を背負わずに、身軽にツーリングを楽しみたいライダーには、バイクのリアキャリアなどに固定可能な「GIVI 防水ボストンバッグ」がオススメです。

ビギナーでも楽しめるのが管理釣り場

魚が放流されている管理釣り場ということで、まずは1日券(男性¥5000、女性は¥4000)を購入して場内のリール説明から。4つある池の中で、持ち帰りのできる魚を釣れるのは1番から3番までのエリア。持ち帰り禁止だけではなく、使用するルアーの大きさなどが制限されている池には、幻の淡水魚と言われる「イトウ」が放流されているとのこと。カップル券や半日券、レンタルタックルも豊富なので、ツーリング途中に立ち寄って楽しむこともできます。

使用するタックルは、コンパクトに収納ができてバイクでの持ち運びに便利なパックロッド「アブガルシア ズームサファリ」に幅広い釣りを楽しめるリール「シマノ ナスキー」の組み合わせ。管理釣り場なので、ルアーはスプーンやマイクロサイズのクランクやミノーを使用します。また、魚に感知されにくい細いライン(釣り糸)を組み合わせるのも特徴のひとつです。

組み立て自体はとても簡単で、太いものから順に細い竿先へと組み合わせていくだけ。ここで一つだけ注意点。ガイドと呼ばれる糸の通り道をまっすぐ合わせないと、ライン切れなどのトラブルの原因になるので気をつけましょう。

標高の少し高い場所にあるため、朝の気温は少し低め。太陽の光が池を照らして水温が上がってくる頃合いが、魚が釣りやすくなるタイミング。元気よく水面近くに寄って餌を探しています。ちなみに、一木さんが身につけているのは偏光グラスという水面の反射を抑えて、水の中がよく見えるようになるサングラスです。

竿先がピクピクと動き、巻いているラインにテンションがかかったら、魚が食いついた証拠。しっかりと竿先を上げてフッキングします。あとは針が外れないよう魚の動きに合わせながら糸を巻いて網ですくえば魚をゲットできます。

高萩ふれあいの里フィッシングエリアでは、ニジマスをメインに、スチールヘッドやヤマメ、オリジナル配合種のジャガートラウトなど多彩な魚種を釣ることができます。この日は午前だけで9匹を釣り上げ大満足の釣果となりました。

釣果を上げるポイントとしては、リールを巻くスピードや、投げるルアーを状況に合わせて調整すること。この日一番釣れたのは、白いボディのシャロークランクと呼ばれる水面でアクションするルアーでした。

管理釣り場ではフィッシュ&イートを楽しもう!

釣った魚は、三枚おろしなどの下処理だけではなく、調理も食堂にお任せできるのは、嬉しいポイント。せっかくなので釣れたてのニジマスは塩焼きに、1匹だけ釣れた味がいいと言われる身の赤いスチールヘッドはお刺身でいただくことに。

焼きたてをそのままガブリ!フワフな身は、口の中でほどけていきます。お刺身もプリプリで新鮮そのもの。爽やかな旨味が口いっぱいに広がります。

魚釣りの醍醐味を思う存分楽しんだところで、前編は終了。新鮮なニジマスを使ったアウトドアクッキングに挑戦する後編へと続きます。