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キャンプで焚き火ランチ!おしゃれファミリーキャンパーの本格料理

キャンプで焚き火ランチ!おしゃれファミリーキャンパーの本格料理

「みんな、どんなキャンプをしているだろう?」。そんな素朴な疑問にお答えするスペシャル企画。ソロキャンプとファミリーキャンプの両スタイルの達人に同行させてもらい、キャンプの流れやこだわりを紹介する。

今回はファミリーキャンプの2回目。

■1日目 13:00 取引先でもある仲良しのキャンプ場に到着

 今回のキャンプ場はキャンプラビット。夏には新緑、秋には紅葉が見られる自然豊かな施設で、全国に常連客がいる。大島さんが販売する日本茶などを、一部ここに卸しているそうだ。

 取引が始まったきっかけはキャンプラビットのオーナーが、OUTDOOR MONSTERの、お茶を掛け合わせたキャラクターに惹かれてインスタで検索したこと。その後、崇嗣さんのお店へ行って話をして、同キャンプ場の売店にお茶やグッズを置くことが決まったそうだ。「SNSなどで積極的に情報発信をしていたことで、つながった縁ですね。アウトドアでのつながりも、お茶を軸としたつながりが多いと、今思えば感じますね」

キャンプラビット
栃木県那須郡那須町大字豊原丙4387-1
TEL.0287-77-2721
営業期間:3月15日~11月30日(2022年)
http://www.camp-rabbit.com/#/Index

■1日目 13:30 自然豊かなサイトで家族みんなで設営

同施設は南ゾーンと東ゾーンに分かれている。今回は、近くに沢が流れる東ゾーンを利用。サイドオーニング、ルーフトップテントの順に設営し、リビングと焚き火場所を作っていく。

 大島さんのこだわりともいえるハイエースは、一般的なキャンピングカーではなく、上にルーフトップテントを載せたオーバーランドスタイル。

 「ほかの人と同じスタイルにするとつまらないので。調べたら、ルーフトップテントとカーサイドオーニングを組み合わせたスタイルがかっこいい! と感じたので、ネット通販で購入しました。ちなみに、オーニングはルーフキャリアの隣に装着しようとしたら、法的にサイズからはみ出てしまうため、自分でカット。なんとか問題ない幅に調整しました」

ルーフトップテントは簡単に設営終了。電動立ち上げシステムを搭載したパスファインダーで、電気はクルマから取り込んでいるのではなく、トップ部に搭載したソーラーパネルを使って駆動させている。わずか1分で設営できる便利ギア。

■1日目 14:00 我が家のサイトの完成です!

リビングと、寝床を兼ねるクルマをひとまとめにし、焚き火スペースは少し離れた場所にセッティング。ウッドと鉄のギアを中心に置いているが、ゴザなど随所に「和」を取り入れる個性派スタイル。

「今のスタイルは、ホームセンターの手頃なギアからスタートして、多くのキャンプを経験し、道具を収集したからこそ行きつきました」と崇嗣さんは語る。

テントは、ヒルバーグやノルディスクといった人気のブランドをひととおり使用。多くのアイテムをアップデートしていくなかで、その極め付きはオリジナルブランドを立ち上げたことだろう。ほかのガレージブランドとコラボも実施。趣味が高じて、ビジネスへと進展していった。

■1日目 14:10 体を動かしたり昼寝したりとまったりタイム

設営が終わったら、各々の時間を満喫。今回はMSRの旧ロゴがプリントされたフリスビーを楽しんだ! 初めてだった章護くんだが、さすがの運動神経。すぐに慣れて大島さんとスムーズにキャッチ&リリースを行う。

休憩はゴザの上でひと眠り。久子さんは読書を満喫していた。

1日目 16:30 焚き火を使ってサクッと夕食作り

スーパーで購入した挽肉を丸くして空気を抜き、鉄のフライパンで焚き火調理する大島さん。「二次燃焼の焚き火台は火力がよく、肉をジューシーに仕上げたいときに便利です」

ピザは生地から手づくり。生地をしっかりこねてドライイーストを加え、自然発酵で膨らませる。「手づくりならサイズが変更可能。人数に合わせて自由に作れます」と久子さん。

「いつか自分もピザ窯を使って、おいしくピザを作ってみたいなー!」と章護くん。将来期待の若手キャンパーは、ワイルドなアウトドア料理にも興味があるようだ。

1日目 19:00 小道具を使って焚き火の準備

待ちに待った楽しい時間。いち早く着火させるために、崇嗣さんは空気入れを使用。「息を吹きかけると酸欠を起こしそうで(笑)。空気入れは家にあったもの。今では100円ショップでも手軽に買えるそうですね。安定して空気を送り込めるので、焚き火道具のマストアイテムに加えて、持っていきます」

この続きは次回の記事にて。

PHOTO/中里慎一郎
TEXT/小川迪裕
出典/ガルヴィ2022年8月号