2022.09.30
「みんな、どんなキャンプをしているだろう?」。そんな素朴な疑問にお答えするスペシャル企画。ソロキャンプとファミリーキャンプの両スタイルの達人に同行させてもらい、キャンプの流れやこだわりを紹介する。
今回はファミリーキャンプの1回目。
「OUTDOOR MONSTER」と書かれたロゴが大きくプリントされたトヨタ・ハイエース。これは大物にちがいない、と思って声をかけたのが、大島さんファミリー。今回の企画を伝えたところ、すぐに家族会議が開催され、その後笑顔でOKをいただいた。どんなスタイルが見られるか楽しみ!
プロフィール
大島崇嗣さん(右)、久子さん(中)、章護くん(左)
大正時代に開業したお茶の問屋・大島清吉商店の3代目にして、現在は代表取締役社長。趣味のキャンプとお茶を組み合わせて、SNSにて発信中。久子さんは自然の中で読書をするのが好き。章護くんはソフトテニスの県大会で優勝する強者。
崇嗣さんは、茨城県で「大島清吉商店」というお茶の問屋を営んでおり、そこでは店内の半分を使ってキャンプ用品を販売しているという。「ただギアを売っているだけでなく、お茶を多くの人に知ってもらうために、〝お茶+キャンプ〟を考え、相性のいいものを厳選して卸しています」と崇嗣さんは話す。
今回、大島さんファミリーは、栃木県那須高原へ向かうという。平日は店舗を営業する崇嗣さん。休日はイベントに出店するので、最近はひとりで行動することが多く、ファミリーキャンプは久しぶり。家族みんな楽しみにしていたという。
ハイエース DXグレードの標準色であるライトイエローにロゴをラッピング。イベントで出会ったイラストレーターのロックさんに崇嗣さん専用のイラストを作成してもらったそうだ。上部にはワイルドランドのパスファインダーのルーフトップテントを搭載。
給油口はクルマの塗装に合わせたカラーのパーツにカスタム。車内はヘリンボーンの棚や天井ネットなど、仕事でもキャンプでも役立つカスタムを施している。「棚はチボリウッドワークスに依頼して作ってもらいました」
道の駅の直売所へ行く予定だったが、なんと長蛇の列という人気ぶり。予想外の事態にここでの買い物は断念し、キャンプ場へ行く途中にあるスーパーへ移動。章護くんは意外にもおつまみ系が好きとのことで、お気に入りを買えてご満悦の様子。
スーパーには栃木県産の肉がずらり。3人でどの肉を買おうか吟味。結局選んだのは、ハンバーガーで使う牛挽肉だった。「最近買ったシマノのクーラーに入れて保冷していきます」
スーパーでの買い物を終え、いざキャンプ場へ! チェックインの時間までに余裕があるため、クルマで周辺を散策。
晴れた日は三本槍岳が奥に姿を見せるが、今回は雲が多く、あいにく見ることができなかった。しかし、緑が生い茂る道を通り、久子さんからは「目の保養によかったです」とポジティブなひと言。
この続きは次回の記事にて。
PHOTO/中里慎一郎
TEXT/小川迪裕
出典/ガルヴィ2022年8月号