コラム
2022.12.01
焚き火を囲みながら、人気ブランド担当者と語り合う連載企画がスタート!
第1回は、新潟県・燕三条で多くのキャンパーに愛されるギアを開発し続ける「ユニフレーム」。
ものづくりにかける想いや、製品開発の裏側には、どんな物語があるのだろうか。
長く使い続けることができる丈夫な構造や、キャンパーがつい欲しくなる独創的なアイデアのキャンプギアを開発し続ける「ユニフレーム」。
オトナガレージ ショップバイヤーの大隅宏貴さんもブランドのファンのひとりだ。
代表的なギアを取り上げながら、新越ワークス ユニフレーム事業部・野﨑正浩さんに製品づくりの開発を続ける裏側を聞いた。
大隅さん 「僕はいろいろなユニフレーム製品を長年愛用していて、今日は「ユニフレーム愛」を伝えにきました(笑)。」
野﨑さん 「ありがとうございます。ユニフレームというブランドは、1985年に誕生したのですが、カセットボンベを使ったバーナーやランタンのガス器具の製造から始まっています。
なので、実は日本で初めてカセットボンベ式のツーバーナーを作ったのはユニフレームなんです。
そこからさまざまなカテゴリーの商品を開発して、現在のようなラインアップになりました。
『ユニフレーム』というブランド名は、『「ユニーク」な「炎(フレイム)」を創造する』という意味があります。
その道具を使ってユーザーの方に楽しんでもらいたいということは常に大事にしています。」
大隅さん 「ネーミングがユニークなのも、ユニフレーム製品のおもしろさというか、特徴ですよね。」
野﨑さん 「やっぱり『いい名前』をつけるというのは大事だと思っていて、そうすることで性能と相乗効果でユーザーにうまく伝わると思っています。
製品の発案者のアイデアにもよるのですが、なかにはユニークな名前の製品もあるのでそれも楽しんでいただければ。」
大隅さん 「製品としては、まず欠かせないのが『ファイアグリル』ですよね。
日本のキャンプシーンにおける、ロングセラー焚き火台の代表的な存在だと思います。 僕も12~13年ほど使い続けていますが、いまだに現役でとにかく頑丈ですよ(笑)。」
野﨑さん 「ありがとうございます。ファイアグリルに限りませんが、ユニフレームの製品は国内生産で、とくに金属加工を得意とする新潟県・燕三条地域で加工・製造をしているということで、高い品質を保つことができています。」
大隅さん 「収納時には、炉の部分に脚が入って平らにコンパクトになるのもいいですよね。」
野﨑さん 「『ファイアグリル』に関しては、炉の部分の四隅はあえて溶接せずに隙間が空いています。
そうすることで適度に熱が放出されて、金属膨張を防ぐ効果があります。中途半端に四隅を溶接してしまうと、金属が膨張して歪んでしまうんですよ。
同時に溶接加工費かからないので価格も抑えられる。
手間をかけずに工夫と発想で耐久性を上げた焚き火台です。たしかにユニフレームを代表する商品ですね。」
【商品概要】
ブランド名: UNIFLAME(ユニフレーム)
商品名: ファイアグリル 焚火台 683040
価格: 7500円