ライターが自腹を切ってインプレッション？最近気になるギア買っちゃいました！

写真／逢坂 聡　文／高梨達徳

みなさん！はじめまして！OTONAGARAGEにて、企画や記事の制作をしているタカナシです。いきなり、何者だこいつ？っと思っている人がほとんどだと思いますので、簡単な自己紹介をさせていただきます。

自分は、バイクや自転車などの乗り物系雑誌編集部から2021年に独立したフリーランスのライターです。趣味はキャンプを中心としたアウトドア全般で、ツーリングキャンプや釣りあたりを休みの旅に楽しんでいます。あと、食べることと飲むことに幸せを感じるタイプです。

仕事的にもバイクやキャンプの仕事がメインなので、新商品は常にチェックしているつもりでして……。実際に自分で購入して試してるアイテムも数多くあります。基本的にメディアで商品を紹介する記事を考える時は、なるべくしっかりとそのギアについて説明することをメインに考えているのですが、自分で購入して使ってみると、気になるところも色々と見えてくるんですよ……（汗）。っということで、そんなぶっちゃけた本音でインプレッションしてみたいと思います。

今回購入したのは、パーゴワークスの「トレイルポット」です。多くのキャンパーさんが発売前から注目していたクッカーで、同業者のライターやブロガーも手に入れている人が多いアイテムです。発売日にパーゴワークスさんのホームページでゲットしました。

商品構成はクッカーとフライパン、フタの3点。メスティンなどと比べるとひとまわり大きく、取手が長いのが個人的に気になったポイント。アルミボディの中面はしっかりとフッ素コーティングされているので、焦げ付きなどの心配は少なそうです。

実際にメスティンと並べてみると大きさの違いがよくわかるかと。取手付きの蓋は、調理だけではなく、ちょっとした湯を沸かすときなどでも使い勝手が良さそうな印象です。

クッカーの方にキッチンギアを収納する人が多いと聞いたのでチャレンジしてみました。収まりはいい感じなんですが、OD缶のキャップが当たってフタがきっちり閉まらなかったのは、ちょっとだけきになったかな。レトルトごはんやインスタントラーメンがそのままっすっぽりと収納できるそうなので、ハイキングやラーツー（ラーメンツーリング）の時には、コンパクトにまとめることができそうな印象。

せっかく鍋とフライパンがあるので、飯盒をして白米を蒸らす時間でジャークチキンを作ることにしました。シーズニングは、渋谷にある「グッドウッドテラス」の辛口をチョイス。化学調味料を一切使用せずスパイスと天然ハーブだけで作られている激ウマな逸品は、自分の家には常備しているくらいお気に入りです。あとは米とサラダパック、プチトマトで準備完了。

味付けは簡単で、袋に鶏肉とシーズニングを入れて揉み込むだけ。漬かるまで少し時間がかかるので、自宅で下ごしらえをしてから持ってくるのも正直アリな感じです。

米は普通に洗米して、20分くらい水に浸しておきます。今回は1合だけ炊いてみたんですが、メスティンよりも底面積が広いので、全体的に薄く広がりすぎな感覚です。20分ほど弱火で調理したあとは、タオルに包んで蒸らします。

フライパンを使っての第一印象は「これいいぞ！」でした。リブ加工が施されているので、余分な油が落ちでしっかりカリッと焼き上げることができました。縁も高さがあるので、ハンバーグとかカニ玉みたいなソースに汁気がある調理もこなせそう。なにより、こんなにソースたっぷりなのに、焦げつかないのが本当にナイスですね！

白米の炊き上がりは、ちょっと水不足だったのか自分のミスで硬めでした。正直な感想だと、1合炊きよりも次の食事用に2合炊いて、おにぎりとか作った方が失敗しないかなと思いました。クッカー自体がとても深さがあるので、パスタや鍋、煮込み系の調理にはもってこいだと思います。

ジャークチキンは、しっかりと中まで火が通っていて、ふっくら仕上がったので大満足の仕上がり！本場っぽくケチャップをかけていただきました。シーズニングは辛口を使用したんですが、後引く辛さで病みつきになること間違いなし！ 汚れも落としやすく初めて使った感想はまずまずな印象です。箇条書きでまとめてみると……

・思いのほか大きいけど、バイクツーリングなら問題ないサイズ感。

・スタッキングするなら食品やカトラリーとかの方がまとまりが良さそう。

・米は2合炊きの方がオススメ！2合炊きの方がオススメ！！

・フライパンは感動する使いやすさ。炒め物とか蒸し焼きとかもっと試したい。

・盛り付けるときもクッカーに深さがあるので、量が必要かも。

ということで、「トレイルポットあれば、これひとつでかなりの調理が完結できる！」けど、「スタッキングやギアを組み合わせて使いたい人は、ちょっと工夫が必要かも？」が本音です。もう少し色々な場面で使い込んでいくと、見えてくるものもあると思います！