達人たちのツーキャンなう。あなたの旅道具見せてください! Vol.2 - OTONA GARAGE

達人たちのツーキャンなう。あなたの旅道具見せてください! Vol.2

写真/逢坂 聡 文/高梨達徳

ツーリングキャンプを楽しむ旅の達人たちは、実際にどんなギアを使っているのだろうって、気になることってありませんか?

参考にしたい積載スタイルや、思わず真似したくなるギアの使い方など、新たな発見に出会えるかもしれません。そんな手本にしたくなるようなツーキャンマスター(ツーリングキャンプマスター)をご紹介する連載企画。第2回はファッション誌や広告などでモデルとして活躍しながら、アウトドア系トラベルライターとしての顔を持つスペシャリスト山下晃和さんのアーバンなキャンプスタイルをご紹介!

「林道ツーリングとキャンプツーリングが好きなんですが、高性能なオフロード車だと走行スピードのアベレージが速すぎてしまって、せっかく森の中に入っても景色も楽しめないまま、すぐに通過してしまうんですよ(汗)」

広告などを中心に、さまざまな媒体でモデルとして活躍中の山下晃和さんは、これまで林道を繋いでの日本一周旅や、自転車での中米やヒマラヤなどを旅するトラベルライターとして雑誌や書籍を執筆しています。

そんな山下さんの愛車はヤマハのセロー250。

「なるべくゆっくり走って楽しくて、積載性が高いマシンを探したら、当時はセローしか無かったんです。一括ニコニコ現金払いで購入しました」

フロントのスクリーンや積載量バツグンの大型リアキャリアを装着しているので、ツーリングセローに見えますが、ワイズギアのオプションパーツを取り付けたもの。そのほかにも、183cmの身長に合わせてシートやリアサスペンションなど、細部までカスタムが施されています。

注目なのは、リアキャリアに取り付けられた大きなバッグ。モトフィズ製のキャンプテーブルシートバッグは、その名の通り天板を広げるとこでテーブルとして使える優れもの。

「容量も大きく軽量で取り外しやすく、インナーの底部にもD型フックが取り付けてあり、しっかり固定していればオフロードを走行していても中の荷物が崩れにくいので、とても気に入っています」

バッグの中を覗いてみると、コンパクトで軽量なUL(ウルトラライト)なギアを中心にシンプルで使いやすいアイテムをチョイス。仕事の合間のちょっとした休日でもキャンプに出かける山下さんのフットワークの軽さが反映されているセレクトです。その中でもベストバイだった5つのアイテムを紹介していただきました。

1.バイオライト キャンプストーブ2 PLUS

「焚き火で発生した熱を利用して蓄電し、スマートフォンなどを充電できる『バイオライト キャンプストーブ2 PLUS』は、前モデルから愛用しているギア。暖を取るのはもちろん、ストーブとして調理をすることも多いです。電動ファンが装着されているので、人力で空気を送り込まなくても着火が早いところも便利で気に入っています」

2.ナンガ ミニマリスム180

重量が325gと圧倒的な軽さと、収納時のコンパクトさが魅力の「ナンガ ミニマリスム180」は、キャンプツーリングをはじめ、ハイキングや自転車ツーリングなど、収納力が限られた場面で大活躍とのこと。

「バツグンの保温力で厳寒期以外の3シーズンで愛用しています」

3.MSR ステイクハンマー

展示会で見かけて、そのスタイリッシュなルックスに一目惚れしたという「MSR ステイクハンマー」は、日本での発売開始と同時に購入したそう。

「軽量ながらペグも打ち込みやすいし、釘抜き的なギミックも使いやすいですね」

4.EWA A106 Bluetoothスピーカー

「『EWA A106 Bluetoothスピーカー』は、持ち運びやすいコンパクトなサイズながら音質がとても良いんですよ。この小ささなのにサブウーファーも搭載しているので、低音がしっかり響くのが心地いんです。自分の好きなHIPHOPやR&Bとの相性バツグンですね(笑)」

5.BIGSKY WISP1P

「665gの軽量な山岳テント『BIGSKY WISP1P』は、フライシートを開くと月明かりがしっかりと望めるロマンチックな仕様。今回は別売りのポールを持ってきましたが、枝やトレッキングポールを使って設営することが可能です」

モデルやトラベルライターだけではなく、パーソナルトレーナーとしてフィジカルトレーニングを指導するスポーツ万能な山下晃和さん。

休日は旅だけではなく野球やトレイルランニング、パックラフトなどの野外アクティビティなど、24時間では遊びきれないほどさまざまな分野で活躍中。

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