【走りのメカニズム徹底研究】恐怖心は克服しなくていい!? - OTONA GARAGE

【走りのメカニズム徹底研究】恐怖心は克服しなくていい!?

怖いと思うのは自分の身を守るための本能だからそれを無理して乗り越えようとしなくてよい
しかし、理由を知れるだけで怖くなくなることもある

怖い理由を知れば鍛錬はいらない

 バイクを走らせているときに感じる恐さは「止まれないかも」「曲がり切れないかも」の2つだ。共にカーブを走るときに遭遇する。

 最初に解決策を言ってしまえば「速度を抑える」に尽きる。しかし、細い峠道では制限速度でもきついと思われる先が見えないカーブもあるだろう。それに初めて走る道では、一体何キロまで減速すればいいのかなんて、事前にはわからない。だから、勢いよくカーブを走るための「強いブレーキング」と「バイクを長い間傾けてカーブを曲がっていく」という考え方を捨ててしまおう。

 どんな急カーブでも、Uターンほどタイトではない。減速しながらバイクを少し傾けてカーブに入っていく。どんなカーブでも中ほどまで行けば、出口が緩やかなのか、もっと曲がり込んでいくのかが見える。ここまでいけば、先が見えているので怖さを感じることはない。すでにカーブ終了だ。

 このように「見えないカーブの先に曲がり切れないスピードで突っ込むのがコーナリングだ」という間違った意識を変えることで、絶景ルートにつきものの峠道が憂鬱ではなくなるはずだ。

【常識】怖い!思うのはココ

「止まれないかも」
「曲がれないかも」

すべてはスピード超過が原因!速度を半分にすれば曲がれるはず

初めて走る峠道で、理想のブレーキングポイント、速度、ギア、向きを変えるポイントなど、すべてを事前に知ることなどできるわけがない。カーブの先が見えてないのに曲がれるかわからないスピードで侵入するのは無謀ですらある

【提案】アプローチを変えよう!

「1回でスパッと曲がらなくてよい」

出口が見えるまで弱いブレーキでスピードを調整していく

カーブの前に1回で曲がろうとせずスピードを調整しながらカーブに入っていく。そして曲がり込んでいれば減速を続ける。カーブの真中くらいまで行けば出口が見えているはず。ブレーキを離すとバイクが出口を向いてくるので加速に入る