一木花漣のレッツゴー!釣ーリング(後編) - OTONA GARAGE

一木花漣のレッツゴー!釣ーリング(後編)

写真/逢坂 聡 文/高梨達徳 撮影協力/高萩ふれあいの里フィッシングエリア

今回も引き続き高萩ふれあいの里フィッシュエリア周辺での釣ーリングを楽しむのは、釣り番組やイベントなどを中心に活躍する、釣りガールの一木花漣さん。自身のYouTubeチャンネル「一木花漣のフルフッキングTV」でも、今回の撮影風景などを配信中です。釣りの腕はピカイチの一木さんですがキャンプはまだまだビギナーということで、今回は釣った魚を美味しくいただくデイキャンプを楽しんでもらいました。

釣りの後はデイキャンプでレッツクッキング!

釣り+ツーリング+キャンプ=釣ーリングキャンプを楽しむために、茨城県高萩市にある「高萩ふれあいの里フィッシングエリア」内の管理釣り場で魚釣りを楽しんだ後は、併設されたキャンプエリアでアウトドア料理に挑戦します。(前編はこちらをチェック

高萩ふれあいの里フィッシングエリアでは、看板ワンコや看板ニャンコがお出迎えしてくれます。大の猫好きと話す一木さんはニャンコ親子に癒されていました。

今回は小型な「ホンダ DAX125」でのデイキャンプツーリングなので、ギアはローテーブルとチェアに加えて調理に必要な最低限の装備のみ。ツーリングキャンプの定番アイテム「ヘリノックス チェアワン」や軽量なチタン製の「スノーピーク チタンシングルマグ」など、コンパクトで軽量なアイテムをセレクトしています。

使用するのは、「トランギア ストームクッカーL・ブラックバージョン」。1925年の創業から作り続けられているアルコールバーナーとクッカーがひとつになった調理セットです。真鍮製のストーブに風防や2サイズの鍋とフライパンがスタッキングして収納できる「物欲」を刺激するギアは、焦げ付きなどを防ぐノンスティック加工済のブラックエディション。燃料のアルコールはバイクで移動する際は専用の「フューエルボトル」を使用すると使いやすく安全に持ち運ぶことができます。

調理は切って火にかけるだけ!

食材は3枚おろしのニジマスに、玉ねぎとしめじ。野菜やきのこは、好きなもので代用できます。今回は新鮮な素材の味を楽しむために、アウトドアスパイスを使わずに調味料は醤油とバターと日本酒のみ。

玉ねぎを2mmくらいの千切りにして、しめじをほぐしたら準備完了。野菜を敷き詰めた上にニジマスの身を並べ日本酒と醤油を少々。後はバターをオンすれば後はホイールで蓋をして火にかけるだけ。

玉ねぎとバターの甘い匂いを感じたら、完成の合図(10〜15分くらい)。最後にサイドから追い醤油で香りをプラス。ご飯のお供にはもちろん、ソースを茹でたパスタに絡めても美味しくいただけます。

食後は、チャイを飲みながらのチルタイム。走って遊んで作って食べる1日に、一木さんも大満足。「次は、本格的なキャンプサイトの設営にもチャレンジしてみたいです!」とのこと。

隠れツーリングスポットな魅力がたっぷりの高萩エリア!

東京から高速で約2時間と日帰りに最適な距離の高萩エリア。自然豊かなワインディングロードも多く、小型や中型クラスのバイクで、細道を探索しながらブラブラとツーリングを楽しみたい道が盛りだくさん。日立や北茨城の港も近いので、足を伸ばして海鮮を楽しむのもオススメルートです。

高萩ふれあいの里フィッシングエリアでは、キャンプだけの宿泊もOK。食堂や売店はあるものの、夕方までの営業で近くにスーパーやコンビニもないので、しっかりと準備が必要です。名物のニジマスのくんせいは、お酒の肴やお茶漬けやパスタなどのチョイ足し食材としても最高なんです。

目的を持たず、気分良くバイクで走るものツーリングキャンプの醍醐味ですが、アクティビィティをプラスすることで「旅の楽しみ方」が大きく広がるのが釣ーリングキャンプ一番の魅力。一木さんも、アルコールストーブの静かで優しい熱量での調理に魅了されたのか、ストームクッカーに興味津々のご様子。機能性や携帯性はバイクツーリングにとって重要な要素のひとつですが、自分が気に入っているギアやアイテムを使い続けることで、思い出がより一層深く刻まれていくこと間違いありません。